2010年9月17日金曜日

匂いと香り 〜記憶〜


先日、アロマセラビーの専門家の方から「痴呆症に香りが効く」という話を聞きました。幼少のころに嗅いだ香りをもう一度体験することによって、ふっと・・・






夕立のあと、土の香りにかすかに潮の香りがまざって、なんだか少し切なくなる。胸がきゅんとする(笑)。わたしの住んでいる町は、横浜といってもずいぶん海から離れているのですが、不思議ですね。



先日、アロマセラビーの専門家の方から「痴呆症に香りが効く」という話を聞きました。幼少のころに嗅いだ香りをもう一度体験することによって、ふっと記憶の回路がつながることがあるのだそうです。
わたしが夕立のあとの香りに胸がきゅんとするのも、何か幼いころの記憶と結びついているのでしょうか。四季それぞれの匂い・香りは薄れていくばかりですが、だからこそこうした感性は大事にしたいものです。(キレイと関係あるかも!)



「わたしは、まだ青くて固いミカン......あの皮をむいたときの匂いを嗅ぐと、運動会を思い出します!」というのは、有木チーフさんです。「お弁当のなかに、母が必ず入れてくれていました。まだ走りのものだから、お値段もちょっと高いけれど、気張って買ってくれていたんだと思います」。
香りが記憶を橋渡ししてくれる、とても素敵なお話しですね。
調べてみたら「プルースト効果」と呼ぶそうですよ。



もう一つ、香りにまつわる素敵なエピソードをお聞きしました。リフィンのお直しや制服供養に戻ってくる制服に、かすかにお線香の香りがすることがあるのだとか。これは、勲章だと思います。とても神々しい香り。たくさんの方々の、ありがとう、の香り。



(次回は 9月24日UP予定です)

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